コレクションを整理するため出品します。これは、昭和7年頃に製造された９０年ぐらい前の手回し式機械（歯車）計算機です。この時代に計算する道具は、算盤（そろばん）とこの計算機でした。たくさんの計算をする場面で使われたようです。右のクランクハンドルを回せば、今でもちゃんと四則計算ができます。右に回わせば足し算で逆に回せば引き算です。前面中央のつまみで桁を動かせば掛け算や割り算がスムーズに計算できます。計算方法の一部を紹介すると、「一定乗数による多数の乗法」では、定数にいくつかの率をかけ合わせる（試算など）計算のときに、ご破算（そろばんを払ってゼロにする）の必要がなく掛け合わせる率を変えクランクを回すことで順次答えを求めることができます。機械なのでこのような計算方法が使えて便利です。また、計算過程を工夫することで早く計算することができる、おもしろい機械です。使用法解説書（昭和１４年発行）のコピー（全31ページで裏表紙の本店名・出張所の印刷欄に北京や新京、奉天、大連などがあり時代背景がわかります）がありますので、これを見て操作すればちゃんと四則計算ができますから同梱します。収納箱付きですが痛みがあります。古い鉄製の機械ですから、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。ゆうパックで送る予定です。