BRAUN L 701は、１９７０年代にオーディオ誌で絶賛されたスピーカーの1つです。スピーカー選びの特集号で、数十本ある国内、海外モデルのうち１５万円～２０万円台の中で、準特選に選ばれたモデルです。BRAUNというと電気カミソリで有名ですが、当時はスピーカーを中心にオーディオ用機器も製作していました。ブラウンのスピーカーはクルトミュラー博士との共同開発で生み出され、ソフトドームスピーカーを初めて世に出したメーカーでもあります。写真にあるように低域には１８cmコーン型ウーハーを２個。中域には５ｃｍソフトドーム型スコーカー、高域に２．５ｃｍソフトドームツイーターを使用した３ウエイスピーカーです。やや小型の密閉型ブックシェルフスピーカ（幅310×高さ550×奥行240ｍｍ、重さ15Ｋｇ）ですが、再生周波数帯域は広く25Hz～25ｋＨｚにもなります。70年代当時東京（千葉県だったかも）で行われたオーディオフェアでこのスピーカーのデモを聞き、特にボーカルの再現性の良さに驚いたものです。当時の販売価格は1本￥86,900円でした。
スピーカーの状態ですが、外観は年数がたっているので汚れ、傷などあります。出音の確認は致しましたが、きれいに音は出ているものの、発売当初と全く同じとは言えないかもしれません。測定器で調べたわけではないので、性能の劣化があるのかないのかは正直わかりません。
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